春の訪れでウィンタースポーツはオフになりつつあります。
アルペンでいえば、まだファーイーストカップなどのFISレースが行われ、来シーズンに向けての熾烈な戦いが展開されていますが・・。
今冬は平昌オリンピックが行われたシーズンでした。そのウィンターシーズンの私なりの感想を・・。
まず、特筆すべきはコンバインド渡部選手のワールドカップ総合優勝でしょう!
ある意味、金メダルよりも価値があると思います。高梨選手も終盤にきてようやくワールドカップで勝利をあげましたが、苦戦したシーズンでした。来シーズンがどうなるか??
オリンピックでは、スケートの小平選手、高木姉妹の活躍は素晴らしかったです! 渡部ももちろんですし、高梨は3位ですが、今シーズンの状況からいうと、いい成績といえるでしょう。
そして、彼ら彼女たちのコメントがまた最高。さすが、世界で活躍するだけの価値観をもっているな・・と感服しました。そしてそれには、ジャンプの伊藤有希選手も含めたいです。高梨の銅メダルに対しての態度、コメントは素晴らしかった。自分の成績に涙している中でのあれは最高。普通ではできません。20代の女性とは思えない人間力だったと思います。
あと、私が評価したい選手は、距離の石田正子選手と吉田圭伸選手。石田選手は30キロクラシカルで何と10位! これは快挙! もう1分早ければ7位でした。金メダルのビヨルゲンが2位に2分近い差をつけていたので別格ですが、世界の一線級といえる成績です。距離の歴史、伝統、選手層、体格体力の差等を考えた時、10位という成績がいかに素晴らしいか・・。しかし、国内での報道はほとんどなし・・。悲しいです。
本当に残念! 日本におけるスキースポーツの地位の低さがこんなところでもうかがい知れます。
吉田選手も15キロフリーで13位。しかも金メダルと1分ちょっとの差。これも素晴らしい! しかし・・・ほとんど報道されず・・。日本のマスコミって何なんだ・・と思います。
両選手には心からの賛辞を送りたいです! この件では私もいいオリンピックだった・・と感じます。
新潟県選手でいうと、そもそもクラシック種目(私流の表現ですが、昔からの伝統的な種目です)での出場はバイアスロンの田中選手の1人だけ・・。スキー王国とは言えませんね・・。残念なオリンピックでした。
国体ではアルペンを中心によく頑張りましたが、選手層は薄いですね。
そもそも競技スキーをする子供が減っています。とくにジャンプは悲惨な状態。
どうなるのでしょうか・・。
とまぁこんな感じですが・・・。私は近年、議会の関係冬も忙しいので、本番のレースはもちろん、ワールドカップなどのテレビ観戦もできなくなってきているので、寂しいかぎりです。
ついでにいうとスキージャーナルも出版されなくなったし・・・。
新潟県だけでなく、日本全体でスキー振興を図っていかないといけません!