ソチオリンピックが開幕
日本選手や世界のスーパースターの活躍が楽しみです
私が興味深いのは、レジェンド葛西、高梨のジャンプ、渡部のコンバインド、恩田、石田の距離、湯浅、佐々木のアルペン、加藤、長嶋のスピードスケート等です。
それにしても、スキーは派遣選手が少なすぎです 選考基準がワールドカップでの順位・・・ということになると、アルペンや距離は極めて難しくなります。モーグル、スノーボードなどの新種目とは選手層、レベル差が違いすぎます。
距離の個人種目はおそらく男女一人ずつ、アルペンは女子はゼロで男子はSLの二人。これでは選手のモチベーションも上がりません。入賞の可能性となると、新種目のほうがはるかに可能性は高いので、仕方ないのでしょうが・・・ スキー業界の発展、あるいは体育教育という面から考えると、いわゆるクラッシックな種目に注力してほしいです。個人的には、昔からのスキーファンとしてもっとそう思います。
テレビで皆川賢太郎がいいことを言っていました。「フィギュアスケートがこれだけ注目されるのは強いからだ。注目されればスポンサーもつきやすい・・・」というニュアンスだったと思いますが、全くその通り! ジャパンラグビーのエディ・ジョーンズHCも同じことを言っています。強くなると人気も出るのです。そういう意味では、まずこのオリンピックでの好成績が望まれるところです。
さて、開幕後、私の偏見に満ちた評価、感想を・・・。
まず、葛西選手のノーマルヒル8位。順当、順調とみていいでしょう! 私の予想はノーマルが8位以内、ラージが5位以内に入れれば・・・と思っていました。従って想定内。ノーマルの内容から見ると、ラージはもう少し期待できるかも・・・。ただ、腰を痛めた・・という報道もあるので、その点がちょっと心配です。ソチの台はアールが緩やかだというので、ランディングの際にショックが大きいのでしょうか!?予選で転倒したり、うまくテレマークが取れない選手もいました。
今の段階で最も素晴らしい・・・と思ったのは、距離複合で石田正子の10位。最近の彼女の世界での活躍からすると、ちょっと不満でしょうが、日本人女子で距離で、それもスプリント以外で10位というのは、かつてでは考えられないくらいの好成績 しかし・・・詳しくはほとんど報道されていません 外国、特に本場北欧勢の体格たるや・・・これで女子選手??というくらい・・。もちろん日本人の感覚からしたら・・の話ですが 距離はスタミナ、パワーとも必要な競技。そのハンディキャップを考えると素晴らしいです。
新種目に比べて、競技の歴史、伝統、成熟度、選手層が違うので、その意義を感じます。
アルペンは、日本の派遣がない高速系から始まりました。まずはダウンヒル。伏兵のマティアス・マイヤーの勝利。その滑りはテレビで視ることはできませんでしたが、2位のインナーホファーは視れました。
滑りよりもそうですが、気になったのはマテリアル。インナーホファーのブーツはスキーと同じロシニョール。それが・・・何と白色に大きな「R」 格好いいですわ
各メーカーはオリンピックでニューモデルを披露し、翌シーズンに一般売りするのが通常のパターン。そういう意味ではマテリアルのチェックが欠かせません。そういう意味でも楽しみなオリンピックです。
今夜はスピードスケート男子500メートル。加藤、長嶋に頑張ってほしいですね!!