ホワイトデー

本日はホワイトデー。全国の男性諸氏は選定に苦労されているのでは・・・

さて、数日前の日経新聞、1面トップ記事がヤマト運輸さんの値上げのことでした。

読んで共感! 「正しくその通り・・・」という内容。燃料費高騰が主な理由になっているようですが、それ以前に貨物運送業の環境はかなり厳しいです。


まずはドライバー不足。全国的にはもちろん、この田舎の糸魚川でも足りません。少子化の影響で就労人口が激減しているのでしょう。その中でドライバーという職業を選択してもらうには、業界全体で待遇改善に取り組まないといけないと思います。賃金、労働時間など・・・。


車両確保も問題。背景にはドライバー不足の他に運賃の安さがあります。採算が合わないので運行しない、できない場合があるのでしょう。長距離運行で片荷だけであれば、運行しないほうがいい場合が多いです。運賃の相場が安すぎるのでは?と思います。


そして燃料費高騰。軽油価格はかつての2倍。これでは合うわけがありません それに見合う運賃・・・となるとかなりの値上げをお願いしないといけません。


ざっと以上のようなことです。我々のような中小零細の貨物運送業、産業廃棄物収集運搬業者はなかなか運賃値上げに対して、最初に声を上げることができません。今回のように大手のヤマトさんの値上げ要請が、政府の「デフレ脱却」政策に乗ったもの・・・という記事になれば、荷主企業の理解も得やすいのでは・・・と思います。


ところで、昨今の大手企業によるベースアップ、昇給に関するニュース。うらやましいかぎり・・・

昨夜のクローズアップ現代でも取り上げていました。我々とのあまりの違いに驚きを超えて失望感・・。私の母も視ている途中で、思わずテレビを消したそうです。

大手企業と下請けの二重構造、さらには大都市圏と地方の格差・・・。今後この差は益々広がっていくのではないでしょうか? そうなったら地方に住む人はもっともっと減ってしまうでしょう それに拍車をかけるのが新幹線開通なのでは・・と思ってしまいます。この糸魚川もいったいどうなることやら・・・。

地方経済はいつになったらホンモノになるのか?? それともそうならないのか?? せめて大都市圏がもっと良くなり、そのおこぼれでも頂戴したものです。

地方のために、政府のさらなる経済政策を望みます!!

「ホワイトデー」というタイトルのわりには堅い内容でした・・・