先日、「まちづくりサポーターズ」で糸魚川市の定住人口について討論していた際、興味深い数字が披露されました。
それは男女の比率について・・・。
基本的に男性の方が多いのです。特に20歳から44歳までの出産可能な年代で・・・。ちなみに、糸魚川市は女性に対して男性が110%ほど。新潟県内はすべての市町村が男性が多いです。
一番比率が近いのが新潟市で101%、最も差が大きいのが粟島浦村の200%。お隣の富山県は、舟橋村だけが女性が多く、あとは男性が多いです。舟橋村は富山市のベッドタウンで人口が増えているはず・・・。
つまり、人口減少と女性数はかなりの因果関係があるのでは?という仮説を立てました。
そうしたところ、今月上旬の新聞に2040年までに、900近い町が自治体が消滅する可能性がある・・・というショッキングな記事が掲載されました。増田元岩手県知事が座長の団体で出された意見でしたが、我々が考えた仮説と一緒です。
要するに、40歳までの女性が都市部へ流出すると、結婚、出産する数が減り、人口減少に歯止めがかからない・・・ということです。
そもそも、自然の摂理で男性の方が多いのだそうですが、その自然数の比率を上回る人為的な流出を防がないと、種の保存?がなされなくなる・・・ということなのでしょう!
ということは、政策的には「子育て支援」ではなく、その以前の対策・・・若い女性が住む安く、魅力的な街づくりをしないといけない・・・ということです!
雇用、住宅、文化などたくさん要素はあるでしょうが・・・。
問題は、政治家あるいは行政がこの点に気が付いているかどうか?? 新潟県も子育て支援を打ち出しているようですが・・・。
糸魚川市はどうなのかな??
今年度の糸魚川市の小学校への新入学児童数は332名。私が能生小学校時代の同級生は96名でした。
また、近年の糸魚川市内の高校卒業生は約420名。12年間で100名現象することになります・・・。
恐ろしい数字です。
このままいくと・・・労働力不足がかなり深刻になりますね! それに消費も当然減るはず・・・。
生産、消費のダブルで減少・・・いったいどうなるのでしょうか??
カギを握るのが若い女性です・・・。ますます女性に頭が上がらない??かな??