戦士

大寒が過ぎました。一年で最も寒く、そして当地では雪が多く降る時季です。

それにしては・・・そんなに寒くないし、相変わらず雪も少ないです。まぁ、生活するにはいいことだと思いますが・・・。

週間予報を見ても、この先はかなり気温が高め・・・今年はこのままなのでしょうか??


さて、先日、小野田寛郎さんが亡くなりました。

ルバング島から帰還したのが昭和49年。当時は私も衝撃を受けましたが、改めてその状況を知ると、すごいことですね

強烈な印象を受けたのが、帰還した時の敬礼と目です。

映画やテレビドラマで見る、演技のそれとは大違い。いわゆる「ホンモノ」。

眼光も鋭く・・・新聞には「射抜くような・・」と表現していましたが、本当にその通り。30年間ジャングルで潜伏していて「戦士」のまま。こちらも「ホンモノの戦士」。それが、帰還後は全く違った目になっていました。やはり環境が人間を作るのでしょう!

思えば、少なくとも彼の中では戦争がが終わっていずに戦い続け、「任務解除命令」発令によって初めて投降したわけですからすごいことです。

昭和49年といえば、私は高校生、東京オリンピック、大阪万博も終わり、日本が近代的になっていた時に、戦争を思い出させてくれた人でした。



小野田さんの死去によって、また戦後の象徴が一人亡くなったな・・・と思いました。

そういえば・・・昨年12月のラグビー早明戦。ゲーム終了後のユーミンの詩。「はかない夏が終わる頃、少年は戦士になる」というフレーズがいまだに忘れられません。戦士・・・物悲しい言葉ですね。

よく考えれば、ラグビーは物悲しさが内在しているスポーツのような気がします。それがジェントルマンの琴線に触れるのですよね・・・ サッカーとの大きな違いはそこかな・・